今あなたは何ゆえわめき叫ぶのか、 あなたのうちに王がないのか。 あなたの相談相手は絶えはて、 産婦のように激しい痛みがあなたを捕えたのか。
聞け、地の全面から、 わが民の娘の声があがるのを。 「主はシオンにおられないのか、 シオンの王はそのうちにおられないのか」。 「なぜ彼らはその彫像と、 異邦の偶像とをもって、わたしを怒らせたのか」。
今、彼らは言う、 「われわれは主を恐れないので、 われわれには王がない。 王はわれわれのために何をなしえようか」と。
イスラエルの子らは多くの日の間、王なく、君なく、犠牲なく、柱なく、エポデおよびテラピムもなく過ごす。
われわれが鼻の息とたのんだ者、 主に油そそがれた者は、彼らの落し穴で捕えられた。 彼はわれわれが「異邦人の中でも その陰に生きるであろう」と思った者である。
バビロンの王はそのうわさを聞いて、 その手は弱り、子を産む女に臨むような 痛みと苦しみに迫られた。
レバノンに住み、 香柏の中に巣をつくっている者よ、 子を産む女に臨む苦しみのような苦痛が あなたに臨むとき、 あなたはどんなに嘆くことであろうか」。
いつまでわたしは旗を見、 またラッパの声を聞かなければならないのか。
主よ、はらめる女の産むときが近づいて苦しみ、 その痛みによって叫ぶように、 われわれはあなたのゆえに、そのようであった。
それゆえ、わが腰は激しい痛みに満たされ、 出産に臨む女の苦しみのような苦しみが わたしを捕えた。 わたしは、かがんで聞くことができず、 恐れおののいて見ることができない。
彼らは恐れおののき、苦しみと悩みに捕えられ、 子を産まんとする女のようにもだえ苦しみ、 互に驚き、顔を見あわせ、 その顔は炎のようになる。
女が子を産む場合には、その時がきたというので、不安を感じる。しかし、子を産んでしまえば、もはやその苦しみをおぼえてはいない。ひとりの人がこの世に生れた、という喜びがあるためである。
この女は子を宿しており、産みの苦しみと悩みとのために、泣き叫んでいた。
町々は取られ、城は奪われる。 その日モアブの勇士の心は 子を産む女の心のようになる。
子を産む女の苦しみが彼に臨む。 彼は知恵のない子である。 生れる時が来ても彼は産門にあらわれない。
それゆえ、産婦の産みおとす時まで、 主は彼らを渡しおかれる。 その後その兄弟たちの残れる者は イスラエルの子らのもとに帰る。
わたしは子を産む女のような声、 ういごを産む女の苦しむような声を聞いた。 シオンの娘のあえぐ叫びである。 両手を伸べて彼女は言う、「わたしはわざわいだ、 わたしを殺す者らの前にわたしは気が遠くなる」と。
主は仰せられる、 わがしもべヤコブよ、恐れることはない、 イスラエルよ、驚くことはない。 見よ、わたしがあなたを救って、遠くからかえし、 あなたの子孫を救って、 その捕え移された地からかえすからだ。 ヤコブは帰ってきて、穏やかに安らかにおり、 彼を恐れさせる者はない。